サイト売買の取引方法と手続きの流れ

サイト売買の取引方法

サイト売買の取引方法は「個人間売買」と「仲介サービス」があります。
それぞれの特徴とメリット、デメリットは以下です。

個人間売買仲介サービス
交渉方法売り手と買い手が直接仲介会社が間に入る
メリット手数料がかからないトラブルを回避できる
デメリットすべて自己責任手数料がかかる
オススメ相手が信用できる安心して確実に取引したい

個人間売買は直接のやり取りで時間とコストを減らすことができますが、すべて自己責任になるのでトラブルが生まれる可能性があります。

サイト売買のトラブル

  • 相場が分からず、買い手の言い値で売ってしまった
  • 手続きが完了したのに、期日までにお金が入金されない
  • お金を支払ったのに、サイトとドメインが譲渡されない
  • 契約書に不利な内容を記載されて、不当な扱いを受けた

これらのトラブルを回避するために、仲介会社では3つのサービスが用意されています。

  1. 無料査定(サイトがいくらくらいで売れるかの事前見積もり)
  2. 決済仲介(買い手から入金をもらい、手続き完了後に売主に振込)
  3. サイト売買に精通した行政書士による契約書作成

こういった特徴から私は基本的に仲介会社を通して取引を行い、一度取引があり信用できる人に対しては個人間売買も検討するようにしています。

交渉はオークション方式か早い者勝ちか

サイト売買ではまず売り手が売却希望価格を設定して公開します。
そして買い手は気になるサイトに交渉を申し込み、金額を含めて売り手と情報交換します。

買い手といくらで交渉しているか?は公開されないため、ヤフオクのように「今一番高い交渉金額」はわかりません。

そのためオークション形式というよりは、売却希望価格で買える人の中で早い者勝ちというイメージです。

ただし買い手が集まる人気ジャンルについては、オークション方式を取る売買サイトもあります。

例えば手数料が安く売買経験者が交渉サポートをしてくれるサイト売買Zでは、一発勝負の入札で購入者を決めています。

(公式)サイト売買Z

ヤフオクでは入札を繰り返して最終的に一番高い金額の人が落札しますが、金額が釣り上がりすぎて相場の過度な高騰を防ぐために1回に制限しています。

サイト売買は売り手と買い手が揃って初めて成立するので、市場バランスも重要です。

日本のサイト売買においてオークション方式はまだ浸透していませんが、海外ではM&Aの一環としてメジャーな取引です。

そのため日本でも市場規模の拡大とともに採用される場面は増えると思います。

手数料の安い直接取引とプロに交渉してもらえる仲介取引

仲介サービスには「直接」と「仲介」という取引方法があります。

直接仲介
交渉方法売り手と買い手が直接仲介会社が間に入る
メリット手数料が割安プロに交渉してもらえる
デメリット自分で交渉しないといけない手数料が割高
オススメ相場より高い金額で売りたい
相場より安い金額で買いたい
相場で確実に売買したい
自分で交渉したくない

仲介サービスを利用したサイト売買取引の手順と流れは以下となります。

買い手は仲介サービスに会員登録をして興味のある案件(サイト)に申し込むだけなので、
今回は売り手の流れをまとめます。

サイト売買の手順と流れ

step
1
仲介サービスに会員登録

個人情報やメールアドレスなどを入力して、仲介サービスに会員登録をします。

step
2
売りたいサイトを登録

売りたいサイトの情報を登録します。
この時に取引方法として「直接」か「仲介」を選びます。

登録前に相場やおおよその売却金額を知りたい場合は、無料査定も利用できます。

step
3
売却サイトの審査

仲介サービスが売却希望のサイトを審査します。
審査基準は仲介サービスによって変わりますが、概ね以下のサイトは登録できない場合が多いです。

  • 法令に違反する内容を含むサイト
  • アダルト・出会い系サイト
  • 使用しているサービスが譲渡を規制しているサイト

ただ例外として、経験上売り出せるサイトが2つあります。

実は売り出せる売買サイト

  • サイトストック→過去2回出会い系サイトが登録できました。
  • サイトキャッチャー→アダルトと出会い系サイト(仲介取引)
  • 詳細:売買サイトの選び方

step
4
買い手と交渉スタート


買い手から購入希望の申し込みが入ったら、交渉スタートです。

直接取引は本人同士仲介サービス上でメッセージ交換をし、仲介取引は仲介会社が対応してくれます。

  • サイトURL
  • アクセス解析(PVとユニーク数)
  • 売上

交渉ではこれらのデータを開示することが多いので、事前に用意しておくと申し込みが来た時にスムーズに対応できます。

step
5
譲渡契約書の締結

交渉がまとまったら契約書を作成して譲渡契約を締結します。
仲介サービスでは司法書士が作成した雛形を提供してくれることが多いです。

ただ仲介会社が間に入ると締結まで時間がかかることがあるので、自身で作成したり売買経験のある知人から雛形をもらい、直接相手と契約を進めることで時間短縮になります。

サイト売買の契約書
サイト売買で不利にならない契約書の書き方と雛形テンプレートのダウンロード

サイト売買では売り手がドメインやサイトデータを買い手に譲渡するので、譲渡契約書を結ぶ手続きがあります。 契約書の雛形を入手する方法は3つです。 仲介サービスが提供してくれる 自分で司法書士に依頼する ...

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また今までは双方が捺印をして郵送でのやり取りが一般的でしたが、最近では捺印も印紙代も不要でインターネット上で完結する「クラウドサイン」というウェブサービスもあります。

クラウドサインとは

弁護士ドットコムが運営する電子契約サービスです。
ウェブ上で双方が契約に合意することで、捺印も印紙代も不要で法的に有効な契約書が作成できます。

(公式)クラウドサイン

法的に有効で時間短縮になるので、相手の合意があれば私はクラウドサインを使っています。

step
6
買い手は譲渡金を支払う

契約が完了したら買い手から売り手へ譲渡金(決定したサイト金額)を支払います。
ここで仲介サービスは「エスクローサービス」という仕組みを提供しています。

エスクローサービスとは

譲渡契約締結後に買い手から仲介サービスが譲渡金を一旦預かり、サイトの譲渡がすべて完了した後に売り手に振り込むシステムです。

無料で利用でき、入金ドラブルや詐欺を未然に防げます

エスクローサービスを利用することで、

  • 「サイトを渡したけど、お金が振り込まれない」
  • 「お金を支払ったけど、サイトを渡してもらえない」

というトラブルを防ぐことができますので、私は利用しています。

step
7
サイトデータの移行とドメインの移管

サイトのデータとドメインを買い手に渡します。
やり方はこちらの記事を参考ください。

買い手のサーバーでサイトが正常に表示されて問題がなければ、買い手が仲介サービスへ「譲渡完了」の報告をします。

step
8
買い取ったサイトの検収期間

買い手がサイトの状態や動作を確認します。
一般的に1週間前後で、以下の項目などをチェックします。

  • サイトと広告は正常に表示されているか
  • アフィリエイトリンクは動作しているか(クリックとコンバージョン)

問題がなければ買い手は仲介サービスのスタッフへ、検収完了の連絡をします。

step
9
売り手は譲渡金を受け取る

仲介サービスより売り手に譲渡金が振り込まれて手続きは完了です。

まとめ

サイト売買の取引には「個人間売買」と「仲介サービス」がありますが、契約書や入金のトラブルに不安があるなら仲介サービスを利用した方が安心だと思いました。

無料査定、契約書雛形、決済システムを提供してくれるからです。

また仲介サービスによって登録できるサイトの特徴が異なるので、複数の仲介サービスに登録して無料査定を利用することでより明確な相場を把握でき、買い手と巡り会えるチャンスも増えます。

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